【図解解説付き】ダウ理論を考えるなら押し安値と戻り高値が重要!!

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ダウ理論でトレンド判断するのなら必ずおさえておきたいのが「押し安値」と「戻り高値」です。

高値と安値が切りあがっていれば上昇トレンド。高値と安値が切り下がっていれば下落トレントと

簡単に判断できますが、中にはこれはどっちのトレンドといった判断に迷う形が出てきます。

今日はそんな迷いがなくなる判断基準を解説していきたいと思います。

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トレンドは明確な基準を抜けるまで継続する。

前回のダウ理論6つ基本原則で解説した中にトレンドは明確な転換が起こるまでは継続されるとあ

ったのを覚えていますか?この明確な基準と言うのが「押し安値」だったり「戻り高値」を意味し

ます。では「押し安値」と「戻り高値」はどう判断するのかチャートを見ながら解説をしていきま

す。

押し安値とは

押し安値とは上昇トレンド中で最終の高値を作った時の安値を指します。言葉だけだと分かりにく

いので実際のチャートを見ていきましょう。

上のチャートは現在右肩上がりのチャートです。きれいな高値安値の波を作りながら上昇していっ

ていますね。矢印が4つありますがこの矢印のうち押し安値はどこになると思いますか?

ヒントは先ほども言いました、最終の高値を作った時の安値!!です。

どうでしょうか?わかりましたか?

正解は一番右端の赤丸がついた矢印が最終の高値を作った押し安値ということになります。

このチャートは凄く形がキレイな所を抜き出していますので見つけるのは非常に簡単だったと思い

ます。

では次は戻り高値の確認をしていきましょう。

戻り高値とは

「戻り高値」とは下落トレンド中で最終の安値を作った高値のを指します。「押し安値」と混合し

ないように注意してください。

下落トレンド中に発生する高値が「戻り高値」です。では実際のチャートを見ながら確認してみま

しょう。

今度はキレイな右肩下がりの下落トレント中です。先ほどと同じように矢印が6個あります。

このチャート上ではどこを「戻り高値」と判断すればいいでしょうか?

こちらもキレイなチャートなので簡単に見つけることができるかと思います。

正解は

右から2番目の赤丸に囲まれた矢印が「戻り高値」と判断できます。右端の矢印は直近の前回安値を

下回っていないため「戻り高値」とは言えないですね。

押し安値?戻り高値?判断の難しいチャートはどうする?

先ほどまではトレンドがキレイに出ているチャートでの解説でした。

では次のような場合どういった判断するのが正しいのでしょうか?

波が上下に行ったり来たりしていますね・・・このようなチャート形状の場合トレンドが出ていい

るかと言われると私の判断では出ていないとしています。

ただ、このようなチャートでもトレードがしたいという方もいるかもしれません。そういった場合

どう判断してとるのがいいか解説します。

右の方で上昇トレンドが発生しているかのように見えますが、これはあくまで下落中のレンジと判

断できます。なぜかというと、冒頭でも確認しましたが明確な基準を抜けるまではトレンドは継続

されるとされているからです。

今回のチャートは左端を見てください。

赤丸3か所に注目です。左端の赤丸が「戻り高値」となるのがわかると思います。この状態から右端

の赤丸のところまで高値を作って「戻り高値」を抜いてきたように見えますがようにすぐに「戻り

高値」よりも下へ戻ってきています。このことにより「戻り高値」が効いていると判断できます。

よってここでエントリーを仕掛けるなら上から下へ売るのが勝率が高くなる可能性が高いと言えま

す。よくレンジ相場ではレンジ上限から売り、レンジ下限から買えばいいと言われますが、背景を

見るとレンジを作る前は「どちらからきたのか?」ということが大事になってきます。

上から降ってきた場合は「戻り高値」を基準に、下から上がってきた場合は「押し安値」を基準に

考えて相場の方向性を判断しましょう。

まとめ

押し安値と戻り高値の判断をまとめてみました。

1.上昇トレンド中に最後の高値を作った安値が「押し安値」
2.下落トレンド中に最後の安値を作った高値が「戻り高値」
3.レンジに入った場合は、レンジを作った値が「押し安値」なのか「戻り高値」なの
かによって勝ちやすい方向性が決まる。
4.つまり、レンジは押し安値(または戻り高値)と上位足のレジスタンスラインによっ
て形成される
上の4つ基準に自分がエントリーする方向性を確認すれば勝率はグッと上がると思います。
この「押し安値」と「戻り高値」の基準を使ってあとは上位足から丁寧に見ていけばあとは何をす
るかはわかるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。今後も皆さんの役に立てるような情報を発信し
ていきますのでよろしければブックマーク等をお願いいたします。

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